PTSDとは?
こんにちは。
今日もLivelyからメンタルヘルスケアに関連した情報をお届けしてまいります。
本日はPTSDという言葉について解説していきたいと思います。
さてPTSDとはよく聞く言葉ですが、どういう意味なのか正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。PTSDとは (Post Traumatic Stress Disorder) の略で、日本語で表現すると「心的外傷後ストレス障害」という言葉になります。
”強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるもの”です。
なんだか「トラウマ」という言葉と同じような意味に聞こえますが、「トラウマ」と「PTSD」の違いとして、「トラウマ」は強いショックを与えた体験そのものを意味し、「PTSD」とは「トラウマ」によって引き起こされる心の病となります。
【原因】
原因としては、災害や火事、事故、または暴力や犯罪、虐待などの精神的に深刻な衝撃を受ける心的外傷(トラウマ)体験に晒されることで発症します。
【症状】
症状としては、過去の衝撃的な事故や事件の記憶が突然として蘇ります。その記憶には恐怖だけでなく、苦痛や怒り、悲しみ、無力感など様々な感情が含まれ、突然涙を流したり激しく怒ったりしてしまうこともあります。また、それは寝ているときにも悪夢として再現されることがあります。
発症の時期に関しては、トラウマ体験を引き起こしてから数週間、ときには何年も経ったのちに発症することもあります。
突然過去のトラウマ体験が蘇ったり、またそうでないときも緊張が張り詰めた状態が続くなどの症状が何ヶ月も続くような場合には、PTSDの可能性がありますので、専門機関での診断が推奨されています。
【治療法】
PTSDの治療法としては、PTSDの症状を軽くするための対象療法と、PTSDそのもののに対処する治療法があります。
前者は、「抗うつ剤」や「抗不安剤」などの薬を用いて行われ、後者は、心理療法を用いて行われます。
トラウマ体験をあえて引き出して乗り越えるきっかけをつくる「持続エクスポージャー療法(持続曝露療法)や、眼球を動かしながらトラウマ体験を思い出す「眼球運動脱感作療法」、トラウマについての認知を扱う「認知療法」など様々な心理療法が行われております。
いかがでしょうか。
PTSDという言葉だけ知っていた状態から、症状まで把握できる状態になっておりましたら大変嬉しいです。
私たちLivelyのパートナーの傍島様はトラウマ治療を専門の一つとして活動しておられます。岐阜県で活動しておられますが、これからオンラインでのカウンセリングも協力していただく予定です。ぜひPTSDでお悩みの方はチェックしてみてください!
それでは本日もありがとうございました。