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体験談① ーOCD(強迫性障害)

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の記事をお届けして参ります。

 

突然ですが、あなたは

「過剰に手を洗ったり」「物の配置に必要以上にこだわったり」することはありませんか? 本人が悩んでいなければ全く問題ないのですが、実はそれはOCD「強迫性障害」と呼ばれるものです。

 

まずOCD(強迫性障害強迫性障害)とは、

”自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気”

http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_mental/mental_003/mdcl_info.html

 

と定義されております。

 

さて今回は、そんなOCDに悩んだシンガポール女性の体験談をご紹介したいと思います。

 

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匿名(24歳、シンガポール在住)

 

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私は数年前OCDと診断されました。誰かに助けを求めるまで、私はどうやってこの症状を治すことができるのか一生分からないだろうとばかり考えていました。私の症状は多くの人がOCDに対して抱くようなイメージとは違うもので、私がさらされた状況を振り返り、私の中で大きくなる精神的不安を理解したとき、私は驚きはしませんでした。

 

私は子供のとき以来、時間という概念に縛られるようになりました。私は毎日ぴったり同じ時間に起きなくてはならず、違う時間に起きてしまうととてもストレスを感じ、何かが間違っているように感じました。

 

私は毎日同じ時間にランチをとり、ぴったり同じ時間でランチを食べ終わり、そして一日の終わりにはぴったり20分のランニングをしていました。夕食も同様であり、もし友達とご飯を食べに行くことがあれば、私は途中で抜け出さなくてはならず、1分たりともずれることは許されませんでした。夜は私はベッドに入り、ぴったり11時30分に電気を消していました。もし早くベッドに入った時は、その時間まで本を読んで起きていました。私は自分の時間やスケジュールを管理できなくなったとき、いつも不安に苛まれていました。

 

それは大学に入り、同じスケジュールで行動できなくなったとき、さらに悪化しました。私のパートナーはとても協力的でしたが、彼のやり方は事態をさらに悪化させるだけでした。(私に時間をチェックさせない、彼とともに起きておくことを強いる、など)

 

私とパートナーの関係が終わった後で、ある日私は親友にこのことについて話しました。彼女は、以前彼女が診てもらった専門家の所に行ってみることを提案してくれました。私にはこのとき失うものは何もありませんでした。

 

その専門家との対話が終わった後で起こったことは、本当に私の人生を変えることでした。心理療法や瞑想(今はもう受けていませんが、とても役立つものでした)を通して、私は自分の状況をコントロールできるようになりました。これは実際に治せるものなのだと知ることができたのは、私にとってとても大きな安心感に繋がりました。

 

そうです、OCDは自分の身の回りの物を必要以上に整理したり、必要以上に手を洗ったりするような、繰り返しの行動をも含んでいます。これが、私がOCDについて考えていたことで、だからこそ私はこのことで誰かに助けを求めることができるなど考えもしなかったのです。

 

私は、自分のOCDとの苦悩は自分自身と近しい人間にしか話していませんでした。私にこの話を同じ悩みを持つ方に共有する機会をいただけたこと感謝いたします。私はこの症状で悩むのは私だけではないということ、そしてもっと世間の関心を集めることができればもっと多くの人を救うことができるということを私は知っています。

https://lively.care/learn/living-with-ocd/

 

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いかがだったでしょうか。

彼女のような悩みを抱える方ももしかしたらおられるのではないでしょうか。

 

『一人ではない。』

 

このことを知ることはとても大事です。

これからも様々な体験談などを紹介していく予定ですので、この記事で少しでも多くの方が一人ではないのだと知ることができたらとても嬉しく思います。

 

またこういった悩みを抱えているのは決して日本人だけではありません。色んな国の人が色んなことで悩んでいるのです。

 

Livelyでは敷居の高い心理カウンセリングをオンラインで提供することで、メンタルヘルスで悩む人を一人でも減らすことを目指しています。まだサービス開始前になりますが、今登録していただけましたら、サービス開始後に優先的にご利用できますので、よければHPを覗いて行ってくださると非常に嬉しいです。

lively.care

 

それでは本日もお越しいただき誠にありがとうございました。

 

ではまた!