メンタルケアをどこへでも

日本は世界有数のプレッシャーの多い社会であり、その自殺率は世界で6番目に高い数字を示しています。そんな日本にメンタルケアを普及させ、もっと生きやすい社会にすることを目指しています。

「臨床心理士」になるには?

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けさせていただきます。

 

さて今回は、「臨床心理士」になるには?というタイトルでお送りさせていただきます。

 

まず臨床心理士になるには、「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」の実施する試験に合格することが必要となります。

 

そして、この試験は誰でも受験することができるといったものではなく、臨床心理士養成課程のある指定された大学院を卒業するなどの「受験資格」の獲得が必要になります。

 

指定大学院の一覧、受験資格の一覧はコチラ

http://fjcbcp.or.jp/rinshou/juken/

 

その後、病院や教育機関、あるいは福祉などの分野で就職し、「臨床心理士」として活動していくことになります。

 

図解すると、

指定大学院の卒業など

臨床心理士資格認定試験

就職

という経路をたどることになります。

 

肝心の試験の主な内容につきましては、

1次試験:筆記

マークシート形式(2時間30分)

論述形式(1時間30分)

2次試験:面接

口述面接試験

 

となっております。

http://fjcbcp.or.jp/rinshou/shinsa/

 

その後5年ごとの資格の更新が必須となっています。

 

それでは今回は、「臨床心理士になるには」というタイトルで書かせていただきました。少し短くなってしまいましたが、読んでいただきましてありがとうございます。

 

Livelyのサイトもぜひ覗いていっていただけると嬉しいです。

lively.care

 

それではまた!

 

PTSDとは?

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケアに関連した情報をお届けしてまいります。

 

本日はPTSDという言葉について解説していきたいと思います。

 

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 さてPTSDとはよく聞く言葉ですが、どういう意味なのか正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。PTSDとは (Post Traumatic Stress Disorder) の略で、日本語で表現すると「心的外傷後ストレス障害」という言葉になります。

 

”強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるもの”です。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html

 

なんだか「トラウマ」という言葉と同じような意味に聞こえますが、「トラウマ」と「PTSD」の違いとして、「トラウマ」は強いショックを与えた体験そのものを意味し、「PTSD」とは「トラウマ」によって引き起こされる心の病となります。

 

【原因】

原因としては、災害や火事、事故、または暴力や犯罪、虐待などの精神的に深刻な衝撃を受ける心的外傷(トラウマ)体験に晒されることで発症します。

 

【症状】

症状としては、過去の衝撃的な事故や事件の記憶が突然として蘇ります。その記憶には恐怖だけでなく、苦痛や怒り、悲しみ、無力感など様々な感情が含まれ、突然涙を流したり激しく怒ったりしてしまうこともあります。また、それは寝ているときにも悪夢として再現されることがあります。

 

発症の時期に関しては、トラウマ体験を引き起こしてから数週間、ときには何年も経ったのちに発症することもあります。

 

突然過去のトラウマ体験が蘇ったり、またそうでないときも緊張が張り詰めた状態が続くなどの症状が何ヶ月も続くような場合には、PTSDの可能性がありますので、専門機関での診断が推奨されています。

PTSD|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

 

【治療法】

PTSDの治療法としては、PTSDの症状を軽くするための対象療法と、PTSDそのもののに対処する治療法があります。

 

前者は、「抗うつ剤」や「抗不安剤」などの薬を用いて行われ、後者は、心理療法を用いて行われます。

 

トラウマ体験をあえて引き出して乗り越えるきっかけをつくる「持続エクスポージャー療法(持続曝露療法)や、眼球を動かしながらトラウマ体験を思い出す「眼球運動脱感作療法」、トラウマについての認知を扱う「認知療法」など様々な心理療法が行われております。

 

PTSD|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

 

いかがでしょうか。

PTSDという言葉だけ知っていた状態から、症状まで把握できる状態になっておりましたら大変嬉しいです。

 

私たちLivelyのパートナーの傍島様はトラウマ治療を専門の一つとして活動しておられます。岐阜県で活動しておられますが、これからオンラインでのカウンセリングも協力していただく予定です。ぜひPTSDでお悩みの方はチェックしてみてください!

lively.care

 

それでは本日もありがとうございました。

 

 

 

 

「認知行動療法」とは?

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けしていきます。

 

今日は「認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy; CBT)についてご紹介していきたいと思います。

 

まず「認知行動療法」とは、心理カウンセリングにおいて用いられる治療法の一種です。国立研究法人認知行動療法センターの記述によりますと、認知行動療法とは “認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法”と言われております。

認知行動療法とは|認知行動療法センターのご案内|認知行動療法センター

 

私たち人間は、自分の身の回りに起こるものごとを自らの判断基準によって理解し、その理解をもとに行動をとっていきます。

 

普段通りの精神状態であれば、ときどきプラス思考になったり、ときどきマイナス思考になったりと2つの考え方の間でうまくバランスを取りながら日常生活を過ごしていくことができるのですが、強いストレスを抱えた状態に陥ったときにこのバランスを取ることができなくなり、マイナスな思考しかできなくなる等の状況に陥ります。

 

その結果、「うつ病」などの心の病を引き起こすことになります。

 

そこで、その認知の方法(考え方)を変えることで、気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしたりすることでうつ病などの症状を改善していこうというのが「認知行動療法」という治療法になります。

 

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例えば、

昨日友達を見かけた時に話しかけたが、なぜか無視されたとしましょう。最近仕事で忙しくイライラしていたあなたは、このとき「無視するなんて最低だ。もう二度と声かけてやるか」と思うかもしれません。

 

しかし、もしあなたに心のゆとりがあれば、次の日また見かけたときに声をかけ、「実はイヤフォンをつけていたせいで全く聞こえていなかった」ということが分かるかもしれません。

 

この場面において、「無視された」という出来事の捉え方を変えることで、「次の日の行動」を変えていこうというのが認知行動療法の治療になります。

 

図解すると、

無視された→腹が立った→無視し返す

無視された→なぜだろう→原因を聞いてみる

 

といった風に100%ネガティブな思考から、中立的な志向へと考え方を変えていけるように訓練することになります。

 

【具体的な治療過程】

それでは次に、「認知行動療法」の具体的な進め方をご紹介していきます。通常1週間または2週間に一回の感覚で、30分から60分のカウンセリングを5回から20回にかけて行っていくそうです。

https://www.rcpsych.ac.uk/healthadvice/translations/japanese/cbt.aspx

 

 [進め方]

⑴ストレスに気づき、問題を整理する

例)対人関係の問題、仕事の問題など。

⑵その問題がどのような状況で起き、どのような状況を引き起こしているのかを調べる

⑶自分の考え方が自分の感情や行動にどのように影響しているかを調べる

⑷自分の思考の「くせ」に気づく

⑸自分の思考と現実とのズレを認識し、中立的で現実にそった考え方を行う練習をする

⑹⑴の問題の解決に取り組む

http://jact.umin.jp/pdf/cognitive_patient.pdf

 

【効果と問題点】

それでは最後に、「認知行動療法」の効果と問題点をご紹介していきます。

[効果]

・「不安障害」「うつ病」への最も効果的な治療法の1つ

・「うつ病」においては、抗うつ剤と同程度の効果が認められています

[問題点]

・即効性がない

といった点が紹介されています。

https://www.rcpsych.ac.uk/healthadvice/translations/japanese/cbt.aspx

 

うつ病」についてはこちら

livelycare.hatenablog.com

「不安障害」についてはこちら

livelycare.hatenablog.com

以上、今回は「認知行動療法」についてご紹介させていただきました。

 

Livelyでは認知行動療法を専門に活動されている心理士の方がたくさんおられますので、よければ覗いていっていただけると嬉しいです。

lively.care

 

それでは本日もありがとうございました。

 

「不安障害」とは?

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けしてまいります。

 

本日は、メンタルヘルスの病気シリーズの第何回目かをお送りします。

お題は「不安障害」についてです。

 

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「不安」な「障害」とは、はて何のことかと思われる方も多いかと思いますが、「不安障害」とは“精神疾患の中で不安を主症状とする疾患群をまとめた名称”になり、「不安障害」の中には、以下の図が示すようにパニック障害や特定のものに対する恐怖症(高所恐怖症など)等のものが下位互換として含まれる形になります。

 

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パニック障害・不安障害|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

 

強迫性障害に関しては、以前の記事でシンガポールの女性の体験談を紹介しておりますので、こちらをご参照ください。

livelycare.hatenablog.com

 

「不安障害」という名称を用いると、あまり聞きなれない言葉に聞こえますが、厚生労働省のH14-18の一般市民を対象にした調査によりますと、何らかの不安障害を有する人の割合は9.2%にのぼるそうです。

 

その内訳では、「〜恐怖症」が3.4%と最も多く、全般性不安障害が1.8%、PTSDが1.4%、パニック障害が0.8%となっております。

 

またアメリカの最新の調査では31.2もの人が「不安障害」を患ったことがあるという結果が出ています。

 

またこちらのアメリカで行われた調査によると、「不安障害」は女性に多く発症(男性25.4%、女性36.4%)し、年齢層でいえば18歳から60歳までのどの層においても差がないという結果が出ています。

 

またもう一つ重要な点として、「うつ病」と並存して発症しやすいこと、「不安障害」の中でも複数の症状が同時に発生する可能性が高いことが報告されています。

 

パニック障害・不安障害|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

 

うつ病」についてはこちら。

livelycare.hatenablog.com

 

「不安障害」というだけありまして、その原因は心理的要因によるものが多いのではないかと予想されますが、実は心理的要因だけではなく脳内の神経伝達物質の異常から起こる身体的要因、社会構造や民族性による考え方などの社会的要因も関係していると言われています。

 

最後に治療法に関して。

こちらも「うつ病」と同様、投薬と心理療法の2種類の治療法があります。

 

⑴投薬

抗不安剤ベンゾジアゼピン誘導体(BZD)、抗うつ薬SSRI の2つが不安障害の投薬に使われるそうです。

 ⑵心理療法

パニック障害においては、認知行動療法が薬物と同等の効果を持つことがわかっているそうです。また、他にも曝露療法という技法も不安障害の治療に使われるそうです。

パニック障害・不安障害|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

 

いかがだったでしょうか。

「不安障害」とは聞きなれない言葉ですが、記事の内容をよく読んで見て当てはまる方もかなり多いのではないかと思います。

 

Livelyでは「不安障害」の治療法の1つとして挙げられた「認知行動療法」を専門に活動されている臨床心理士の方もたくさんおられますので、よければ覗いて行っていただけると大変嬉しいです。

lively.care

 

それでは本日もありがとうございました。

 

データから考える「不登校」の現状について

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けしていきます。

 

本日は「不登校」について、文部科学省のデータをもとに考えてまいりたいと思います。

 

引用はこちらからです。2016年度のデータになります。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/10/__icsFiles/afieldfile/2017/10/26/1397646_002.pdf

 

まずは小中学校全体のグラフからです。

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不登校の生徒数から考えると、中学校は小学校の6倍以上の数の生徒が不登校になっており、中学校では約1クラスに1人不登校の生徒がいる形となっております。

 

また全体として、少し増加傾向にあるといえるのではないかと思います。

 

次に、学年別の不登校生徒数です。

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こちらは一目瞭然の結果として、学年が上がるごとに増加、そして小学校と中学校の境目でその数が激増しています。

 

次に高校です。

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こちらは小中学校とは真逆の結果を示し、全体的に減少傾向かつ学年を追うごとに減少する傾向にあります。

 

ただ高等学校においては、全体の生徒数のうち退学した生徒も1.4%存在するため、「学校に行かなくなった生徒」の数としては合計して2.87%であり、中学校の3.01%と大きく変わらない数字と言えそうです。

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次に「不登校」という選択をした理由です。

 

 まずは小学校。

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グラフがかなり見にくいですが、小学生の不登校の理由の特徴として、「学校・家庭に係る要因(=環境要因)」のうち、「家庭に係る状況」が52.1%と極めて高い割合を示すのが特徴といえます。

 

次に中学校です。

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こちらは、小学校に比べて、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」「学業の不振」の割合が「家庭に係る状況」と同じくらい大きくなっています。

 

最後に高校です。

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 こちらは「該当なし」の割合が最も多く、他の項目については数字が分散している形となっております。

 

不登校の理由のこの調査に関する問題として、

1、「本人に係る要因」の項目自体がかなり曖昧な記述となっております。ですので上記では取り上げませんでした。

2、調査対象が学校であるため、不登校の理由としての正確さが欠けます。「いじめを除く友人関係の問題」は果たして本当にいじめに含まれないのか、「該当なし」という選択肢にはどういった理由が存在するのかといった所が疑問です。

 

 以上より、全体のまとめとしまして

近年、いじめ等の問題が取り上げられる機会が増え、行政をはじめとして様々な対策が取られておりますが、現状大きな成果を上げる取り組みは行われていないようです。また、上記の調査方法、調査結果から推察するに、その取り組みが学校に通っていない生徒の目線で行われているのかといった点が疑問に挙げられます。

 

最後にですが、

学校に行くことは何も全てではありません。学校は人生のルートの1つの選択肢に過ぎず、通信制で授業を受けることも可能ですし、学校に通わなくとも人生幸せに生きる方法はたくさんあります。自分が目指す方向へ歩みを進めてほしいです。

 

Livelyでは全国の心理士とのカウンセリングをオンライン行うことができます。日本ではまだまだ敷居の高いメンタルケアを普及させるため、様々なコンテンツを用意しております。

 

ぜひ覗いていっていただけると嬉しいです。

lively.care

 

それでは本日もありがとうございました。

体験談③ - 偽物の自分

こんにちは。

今日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けしてまいります。

 

今回はメンタルヘルスで悩んだ方の体験談の第三回目です。

 

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日本人 20歳

 

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私は物心ついたときから、ずっと自分を偽って生きていました。

 

それは、本当の自分は「みんな」とは違っていて、「みんな」から仲間外れにされるのを恐れていたからです。

 

学校という場所は、私にとって刑務所のような所でした。

 

私は基本的にたくさんの友達をつくることが得意ではありませんし、好きでもありません。

 

でも学校では「友達」をつくることが必要とされます。

 

なぜなら、学校という空間において友達が多いことは絶対的な価値であり、友達がいないことは「孤独」を意味するからです。

 

班決めや授業がでのグループ作り、はたまた修学旅行のグループなど、様々な場面で「友達」とグループをつくることが求められます。

 

友達のいない人間は孤立し、残り物扱いされます。

 

昼食や昼休みの時間だって、ひとりでゆっくりと安らげるような空間はどこにもありません。

 

私は「一人」になることを恐れていました。

 

私は「仲間外れ」にされることを恐れていました。

 

私は、学校で生き残るために自分を偽るしかありませんでした。

 

「みんな」が面白いと言うことを一緒に笑い、「みんな」が楽しんでいることを楽しんでいるふりをしました。

 

 

心の中では「なにがおもしろいのだろうか」と思っていても、表面は笑っているふりをしました。

 

たとえそれが他の誰かを傷つけることであっても。

 

また逆に、集団から傷つけられたこともありました。

 

ささいな理由から同じクラスで同じ部活の人間から目をつけられ、集団での無視や陰口、いやがらせを受け、教室にも部活にも私の居場所はありませんでした。

 

毎日学校にいくのが嫌でたまりませんでした。

 

私が過去に一緒になって傷つけた相手も、きっと同じことを思っていたことでしょう。

 

わたしは何かを一生懸命がんばるのが好きでした。

 

なぜなら、努力の末に得られる達成感は何事にも替えがたいものだからです。

 

だけど、「友達」にこの姿はほとんど見せませんでした。

 

なぜなら、努力する姿を見せると馬鹿にされるからです。

 

ひどいときにはそれはいじめの原因にだってなり得ます。

 

私は馬鹿にされ、「仲間外れ」にされるのを恐れていました。

 

私はずっと自分を偽っていました。

 

それでも私は「友達」をつくるのが苦手でした。

 

なぜなら私は「偽物」だから。

 

いくら偽物が努力したって本物には勝てません。

 

しかし、子どもの私はこのことに気づけませんでした。

 

私が友達をつくるのが苦手なのは、私が「劣った」人間だからだと思いました。

 

なぜなら、私の周りの人間は皆、友達の多さや容姿、人気などで人間を格付けしていたからです。

 

私には「優れた」人間になるための要素は一つもありませんでした。

 

そして、親や教師も含め、誰も私にそれはただ違うだけだとは教えてはくれませんでした。

 

私はずっと、「優れた」人間になろうと努力をしていました。

 

明るい人間に、友達の多い人間になろうと努力していました。

 

「劣った」人間でいたくなかったから。

 

誰かに認めてほしかったから。

 

心から笑いあえる友達が欲しかったから。

 

でもどんなに努力しても、決して「優れた」人間にはなれませんでした。

 

私はただただ色んなことを「恐れ」て偽りの仮面をかぶり続けました。

 

そして、

そんな自分のことがただただ大嫌いで

 

生きていて苦しかったです。

 

 

でも、

 

高校を卒業して

 

2年半ほど

 

色んなことに取り組んできて

 

色んな人に出会えました。

 

今まで出会えなかった多くの人に出会えました。

 

世界は思っていたよりも何倍も広いものでした。

 

ある人は教えてくれました。

 

「自分が楽しいと思うことをやればいい」

 

と。

 

そしてそれに従うのがありのままの自分だと。

 

またある人は、

 

自分のことを認めてくれ、一緒にいてくれました。

 

またある人は

 

「嫌われるのを恐れるのは、自分が大切でしょうがないからだよ」

 

叱咤してくれました。

 

これは、自分のことが大嫌いだった私には衝撃でした。

 

私は、自分のことが大切でしょうがない自分が大嫌いだったのです。

 

私は変わることができました。

 

ありのままの自分でいられるようになりました。

 

嫌われる勇気をもてるようになれました。

 

ここまで出会った多くの人のおかげで。

 

偽物の仮面はもういらなくなりました。

 

私は「みんな」にできることができません。

 

明るく場を盛り上げることができません。

 

友達をたくさんつくることができません。

 

先生に褒められるようなことができません。

  

けれど、「みんな」にはできないことができます。

 

みんなが真似できない向上心があります。

 

みんなが真似できない行動力と度胸があります。

 

そして他人の気持ちを深く考えることができます。

 

だから、このままでいいのです。

 

ありのままの自分にしかできないことがあるから。

 

ありのままの自分を認めてくれる人がいるから。

 

そして何より、ありのままの自分のことが好きだから。

 

今でも落ち込んだり、

 

自分の 性格について悩んだり

 

することはたくさんありますが、

 

巡り合えた人のおかげで楽しく生きています。

 

あの頃より何倍も。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いかがだったでしょうか。

 

日本人の方には多かれ少なかれ、ほとんどの方が当てはまるのではないでしょうか。

 

「偽物の自分」

 

これ、実は私の話です。

 

体験談として書かせていただきましたが、

 

これはLivelyブログ中の人の私の体験談です。

 

私は学校という世界には適合できませんでした。

 

でも、今はこうやってLivelyで大好きな人たちと一緒に楽しく働いております。

  

世界は広いです。

 

あなたが思うより何倍、何十倍、何百倍も。 

 

あなたは一人ではありません。

 

どこかに居場所は必ずあります。

 

それを見つけるのは大変なことかもしれません。

 

相当な努力が必要かもしれません。

 

でもその居場所は、これまでの努力よりも何倍も大事なものです。 

 

だから諦めないでください。

 

人生は自分次第で何倍も楽しくできます。

 

あなたは「一人」ではありません。

 

どこかに助けてくれる人がいるものです。

 

Livelyにもあなたをサポートしてくれる人がたくさんいます。

 

よければ一度覗いてみていただけると大変嬉しいです。

 

lively.care

 

それでは今回もありがとうございました。

 

ではまた。

 

「心理カウンセリング」とは?

こんにちは。

本日もLivelyからメンタルヘルスケア関連の情報をお届けして参ります。

 

今回は、「心理カウンセリング」ということについて説明していきたいと思います。

 

「心理カウンセリング」と聞いてどんなことが思い浮かぶでしょうか?

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悩み事を相談したり、話を聞いたり、中にはあまり良いイメージを持たれない方もいるのではないかと思います。

 

ただ悩み事を聞いてもらったり、いくつかアドバイスをいただくのにお金を払う必要はないんじゃないかと思う方もおられるかと思います。

 

それはごもっともです。

なぜならそれは、「心理カウンセリング」とは違うからです。

 

 

「心理カウンセリング」とは、

心の問題を自分で解決できるようにサポートすること

を意味します。

 

たとえば、ーーーーーーーーーーーー

都内の大学に通うTさんがいたとします。

Tさんは元々他人と積極的に話すのが好きなタイプではなく、小学校に上がったときから友達をつくることにいつも苦労してきました。そしていつも簡単に友達をつくることができないことに悩み、自分はダメな人間なんだと自分を責めていました。

 

しかし、Tさんは大学の2年生になり、新たにゼミに所属することになりました。

そこで同じ地方出身のSさんに出会い、週に一回ゼミで集まるときによく一緒に話すようになり、いつしかいつも一緒にいるほど仲良しの友達になっていました。

 

そのときTさんは気づくのです。

今まで私に仲の良い友達がほとんどできなかったのは、私がダメな人間だからではなく、ただ単純に気の合う人がいなかっただけだったのだと。

だから、たとえ友達がなかなかできないことがあっても、自分を責める必要は全くなく、自分が友達になりたいと思う人が現れるのを待てばよいのだと。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

これが「自己解決」です。

 

揺れ動く自分の感情に対して、

「こういう場合はこうすれば大丈夫だ」

と解決方法を探っていくことです。

 

先ほどはSさんとの出会いによって心の対処法を見つけることができましたが、多くの場合、これを一人で行うのは非常に難しいことです。

 

そこで、臨床心理士などによる「心理カウンセリング」が必要になります。一人ではなかなか言語化できない所を、一対一の対話を通して「何になやんでいるのか」「なぜそのことをなやんでいるのか」「本当はどうしたいのか」などと掘り下げていくことで、「自分なりに」心の動きに対してどう対処していけばいいかを学んでいくのです。

 

だいぶ「心理カウンセリング」についてのイメージが掴めたでしょうか。

全ての人に必要なものではないですが、何か自分ひとりではどうしても対処できない心の悩みに立ち向かうのに、心理カウンセリングのサポートを受けるのはとっても良い手段です。

 

Livelyでは全国の心理士とのカウンセリングをオンラインで予約、ビデオ通話などできるサービスや、メンタルヘルスで悩んだ体験談、メンタルケアについての情報など様々なコンテンツを用意しています。

 

ぜひ一度ご覧になっていただけると嬉しいです。

lively.care

 

それでは本日もありがとうございました。